DEATH NOTE the Last name

2006年11月5日
…誰が生き残るのか。
…誰が死ぬのか。

「DEATH NOTE the Last name」

 
 
 

L「ネタバレ…ッ!そんなものを読めと言うのか…!」

月「じゃあ読むな」

L「それもそうですね」

 
 
 
 
 
前編からの繋ぎの部分は個人的にOK。主題歌を使いつつ、場面をノートの使い方と共に垂れ流す手法は、中々格好よかったし、演出的にも良かった。

ミサがデスノートを手に入れる所から始まり、月が捜査本部へ入り込む。初っ端からLと月の対話(原作で言えば心理戦部分の代用とも言うべき)が繰り広げられます。後編ということもあって、全員役作りが落ち着いたのか、それとも前編を観た自分がそれに慣れたのか(まぁ多分後者)、今回は違和感なく入っていけた。正直、前編はインパクト勝負な所もあったので、製作側から言えば後編が勝負なのでしょうね。
そんな訳で声が低いという印象が強かったミサもすっかり聞きなれてしまって、あまり気にならない。尺が長めだったので、展開の仕方もそこまで無理はなかったし。まぁただ高田にヨツバキラをやらせるのはどうかとも思ったけど。どうせならオリジナル展開でも良かったと思うけれど、その辺は多分迷った結果なんだろうなぁ。

途中のLの大学でのひょっとこお面は笑えた。あんなんつけて歩いてる様子が面白すぎる。会場もここは笑い声が聞こえる。
そんなこんなで原作通りに展開をみせて、ミサ監禁、月監禁をこなし、第3のキラ高田を通してやっとノートの発覚。それから「計画通り」とかも出てきたな。Lの食べてるおやつは相変わらず食べてみたい(甘いもの好きだ)
ミサの記憶復活シーンはちょっと微妙だったけど。「わーっ」って。

で、物語はオリジナルのラストへ向けて動く。
レムがワタリとLの名前を書き込むのは一緒で、レム消滅シーンが観れたのが映画の強みか。あんまり観たいものでもなかったですけどね。ただこっからがもう違う方向へ向かって、この時点でノートは燃えちゃう。青い炎で灰化とかまるでオルフェノク。
ここでLも死ぬんだけど、最後はやはりどんでん返しがある訳で。これは原作でもやらなかった、ルールを逆手にとったLの秘策。

デスノートに書かれた事は変更出来ない。

最初にデスノートに書けば、後から書かれても殺すことは出来ない。これは盲点だった。まぁ確かにこれくらいしないと、映画の総一郎はLに協力しないだろうし、意外性は抜群。但しLも死ぬ事が確定した上での勝利。痛み分けと表現すべきなのか、何とも複雑なラストでした。
月の最期はほぼ原作通り。リュークに書かれて心臓麻痺。流石にここは3日かけただけあって、物凄い死に様だった。見開き表現だった「無」のシーンもちゃんとあったし、満足。

誰も知らないラスト、という事で個人的には結構面白かったと思います。今前編作り直したら多分、もっと良くなるぜ!(
あとL、松山ケンイチは目の演技を工夫したインタビューで答えていただけあって、かなり説得力はあった。確かにあれはLだ。途中のグッ!とか可愛いと思ってしまった。それは問題だろうか。

何にしても、前編の評判は後編でチャラに出来たかもしれません。ただ相変わらずやっぱり心理戦の台詞は出てこなかったのは残念だ。せめてレムあたりは何か喋っててもよかったんじゃないかとも思う。

という事で実写映画版DEATH NOTEでした。やはり原作は原作、映画は映画で割り切るのが正解です。DVDは買ってしまうかもしれないなぁ。

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