今日思ったこと
2004年9月19日…今日はぐるぐると思考が働いていた。
今日は僕が出た高校の体育祭だった。卒業してから初めての、もうそれを外側から見る立場としての体育祭の日。
前日の夜から振り出した雨で心配はしていたものの、開始時間がずれ込みつつ体育祭は始まったようだった。僕はそれを視認する事は出来ない。
それは自分で決めた事で、誰に強制された訳でもないし、ただそうしなければならないという勝手な義務感を感じていただけだと思う。それでも僕は行かなかった。
ある後輩と知り合って丁度1年。出会いである体育祭を僕は、応援に行こうと一歩も外に出られなかった。
起きた時間を正確に言えば1時前になる。現場に行っている僕の友達からメールが来るたびに目が覚めて、寝ぼけ眼で返事を返し、そしてまた寝る。どちらかというと、こうやって時間を潰すために午前4時まで起きていたようなものだから、ある意味これはこれで良い。
流石に1時頃には完全に眠気も無くなって、まだ寝ていても良かったが、生憎、猫がそれを邪魔してくれた。
晴れている。寝ぼけていたので来たメールと送ったメールを確認して、ちゃんと返事をしている事を知り、起きて10分ほどでゲームの電源を入れた。何かしていないと駄目だった。
ゲームもどちらかと言えば忙しい物が好ましかった。ゆったりとしたものや、静かな物は駄目。騒がしくて、周りに気をやれないくらいのものが丁度良い。
だけどそれも長くは続かなくて、困ったのは空腹だった。
2時近くだったし、あまりどっしり構えて遅い昼食を食べるのもどうかと思ってカップラーメンを探す。あったので湯を入れてそれをゲームをしながら食べていた。それでもすぐに食べ終わって、ゲームを続けていると今度はゲームが詰まった。いくらやっても先に進まないので、流石にこれはもうやらなかった。
パソコンをつける。
うちは団地の4階で、眺めが良い。ベランダまで行って外を見る。卒業した高校は確認できないが、大体の場所くらいは解る。ほんの3kmくらいだったから。
でも、それがいけない。
近いからいけない。行こうと思えばすぐに行ける。
でも今日一番辛かったのは 音が聞こえること だった。
体育祭の競技を盛り上げる音楽、そしてそれに沿うのはアナウンス。僕が居た高校の、僕が居た放送部のもの。
辛かった。聞きたくなかった。
放送部を現す要素だけ、それだけがここまで届いているなんて。
音楽と声は、嫌われ者に届いていた。
それを聞いて、行きたくなったのは事実。でも行ってしまえば、姿を現せば、全部がぶち壊しだった。彼女の最後の体育祭を、壊す事は出来ない。僕にはそれだけが残っていた。
衝動を抑えて、読んでなかった小説の続きを読む。聞きたくないのなら音楽でも聴いていれば良かったのかもしれないが、多分、それは少なくともその届いている音だけでも聞きたかったという事だと思う。彼女が喋っているかもしれないし、喋ってないかもしれないが、そんな事はあまり関係なくて、ただその音を耳に入れたかっただけだと思う。
そうやって紛らわしながら、1日を過ごした。
4時半頃だったか、体育祭終了を告げる爆竹があがったのを聞いた。
でもそれを聞いて、僕は安心した訳ではない。どちらかというと、後悔していた。行かないと決めたそれを守った事が正しかったのかと問われたら、自信を持って首を縦には振れない。その逆も同じ。何が正しいとか、それすらも考えられない。
僕が彼女に嫌われていても
僕が彼女を嫌いな訳じゃない
だったら、僕は、応援に行くべきだったのだろうか。
彼女の最後の体育祭に堂々と現れて、彼女に傷を付けなかったか。
今になって思うと…
どうすれば良いのか解らないから、僕は家でじっとしているしかなかったのかもしれない。
とにかく今は、後悔している…。
今日は僕が出た高校の体育祭だった。卒業してから初めての、もうそれを外側から見る立場としての体育祭の日。
前日の夜から振り出した雨で心配はしていたものの、開始時間がずれ込みつつ体育祭は始まったようだった。僕はそれを視認する事は出来ない。
それは自分で決めた事で、誰に強制された訳でもないし、ただそうしなければならないという勝手な義務感を感じていただけだと思う。それでも僕は行かなかった。
ある後輩と知り合って丁度1年。出会いである体育祭を僕は、応援に行こうと一歩も外に出られなかった。
起きた時間を正確に言えば1時前になる。現場に行っている僕の友達からメールが来るたびに目が覚めて、寝ぼけ眼で返事を返し、そしてまた寝る。どちらかというと、こうやって時間を潰すために午前4時まで起きていたようなものだから、ある意味これはこれで良い。
流石に1時頃には完全に眠気も無くなって、まだ寝ていても良かったが、生憎、猫がそれを邪魔してくれた。
晴れている。寝ぼけていたので来たメールと送ったメールを確認して、ちゃんと返事をしている事を知り、起きて10分ほどでゲームの電源を入れた。何かしていないと駄目だった。
ゲームもどちらかと言えば忙しい物が好ましかった。ゆったりとしたものや、静かな物は駄目。騒がしくて、周りに気をやれないくらいのものが丁度良い。
だけどそれも長くは続かなくて、困ったのは空腹だった。
2時近くだったし、あまりどっしり構えて遅い昼食を食べるのもどうかと思ってカップラーメンを探す。あったので湯を入れてそれをゲームをしながら食べていた。それでもすぐに食べ終わって、ゲームを続けていると今度はゲームが詰まった。いくらやっても先に進まないので、流石にこれはもうやらなかった。
パソコンをつける。
うちは団地の4階で、眺めが良い。ベランダまで行って外を見る。卒業した高校は確認できないが、大体の場所くらいは解る。ほんの3kmくらいだったから。
でも、それがいけない。
近いからいけない。行こうと思えばすぐに行ける。
でも今日一番辛かったのは 音が聞こえること だった。
体育祭の競技を盛り上げる音楽、そしてそれに沿うのはアナウンス。僕が居た高校の、僕が居た放送部のもの。
辛かった。聞きたくなかった。
放送部を現す要素だけ、それだけがここまで届いているなんて。
音楽と声は、嫌われ者に届いていた。
それを聞いて、行きたくなったのは事実。でも行ってしまえば、姿を現せば、全部がぶち壊しだった。彼女の最後の体育祭を、壊す事は出来ない。僕にはそれだけが残っていた。
衝動を抑えて、読んでなかった小説の続きを読む。聞きたくないのなら音楽でも聴いていれば良かったのかもしれないが、多分、それは少なくともその届いている音だけでも聞きたかったという事だと思う。彼女が喋っているかもしれないし、喋ってないかもしれないが、そんな事はあまり関係なくて、ただその音を耳に入れたかっただけだと思う。
そうやって紛らわしながら、1日を過ごした。
4時半頃だったか、体育祭終了を告げる爆竹があがったのを聞いた。
でもそれを聞いて、僕は安心した訳ではない。どちらかというと、後悔していた。行かないと決めたそれを守った事が正しかったのかと問われたら、自信を持って首を縦には振れない。その逆も同じ。何が正しいとか、それすらも考えられない。
僕が彼女に嫌われていても
僕が彼女を嫌いな訳じゃない
だったら、僕は、応援に行くべきだったのだろうか。
彼女の最後の体育祭に堂々と現れて、彼女に傷を付けなかったか。
今になって思うと…
どうすれば良いのか解らないから、僕は家でじっとしているしかなかったのかもしれない。
とにかく今は、後悔している…。
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